害虫・害獣駆除

ヤマトシロアリとイエシロアリの違い|危険度と発生地域

公開: 2026年7月13日 / 住まい119編集部

ヤマトシロアリとイエシロアリの違い|危険度と発生地域
目次

日本国内でよく見られるシロアリには、主に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類があります。この2種は生態や被害の広がり方が異なり、対策を考える上で違いを知っておくことが重要です。

ヤマトシロアリの特徴

  • 日本全国に広く分布しており、最も一般的に見られる種類
  • 湿った木材を好み、床下や水回り周辺で被害が発生しやすい
  • 巣は比較的小規模で、被害の広がりも緩やかな傾向
  • 羽アリの発生時期は4〜5月の昼間が多い

イエシロアリの特徴

  • 主に関東以南の温暖な地域に多く生息(近年は分布域が拡大傾向とも言われる)
  • 巣が大規模化しやすく、被害の進行が速いのが特徴
  • 水を運ぶ能力があり、乾いた木材にも被害を及ぼすことがある
  • 羽アリの発生時期は6〜7月の夕方〜夜間が多い

2種の違いを比較

項目ヤマトシロアリイエシロアリ
分布地域日本全国主に関東以南の温暖地域
巣の規模比較的小規模大規模化しやすい
被害の進行速度緩やか速い
羽アリの発生時期4〜5月・昼間6〜7月・夕方〜夜間
被害を受けやすい場所湿った木材(床下等)乾いた木材にも被害が及ぶ

どちらが危険?

イエシロアリの方が、被害の進行速度・巣の規模の観点で危険度が高いとされています。一つの巣に多数の個体が存在し、被害が広範囲かつ急速に進むためです。

一方、ヤマトシロアリは発生範囲が広く遭遇する可能性自体は高いため、どちらの種類であっても早期発見・早期対応が重要という点は変わりません。

種類によって駆除方法は変わる?

基本的な駆除方法(バリア工法・ベイト工法)は共通していますが、イエシロアリは巣の規模が大きい分、より広範囲の調査・施工が必要になることがあります。業者に依頼する際、どちらの種類かを伝えることで、適切な施工プランを提案してもらいやすくなります。

自分でできる見分けのポイント

前述の羽アリの発生時期(4〜5月の昼間か、6〜7月の夕方〜夜か)が、種類を推測する一つの手がかりになります。正確な判定は難しいため、迷った場合は写真を業者に見せて確認するのが確実です。

まとめ

ヤマトシロアリとイエシロアリは、生息地域・巣の規模・被害の進行速度に違いがあります。どちらの種類であっても、発生サインに気づいたら早期に専門家へ相談することが、被害を最小限に抑える共通のポイントです。